組織活性化診断「Revital」の実際のレポートは、そのまま見るだけだと分かりにくいので、ひとまずインフォグラフィックで、C社の状況と分析の流れをご紹介いたします。
→実際のレポートからの仮説構築方法を見たい方はこちら(多少難しめ)
とはいえ、まだ分かりづらいですね・・・。
もう少し順序を追って説明させていただきます。
まずレポートの全体結果から「トップマネジメント」のスコアが他の項目に比べ、低い値であることに着目しました。
特に「トップマネジメント」の項目は組織に大きな影響を与える項目です。
何故低いスコアなのでしょうか?
「トップマネジメント」の小項目を見てみましょう。
スコアの低い3つの項目があり、そこから大きく2つの課題が浮かびあがってきます。
・1つ目は、トップが持つ組織のビジョンが曖昧なのでは?という点
この点はC社長本人に実際にビジョンがあるのか?、示せているのか?を確認する必要があります。
・2つ目は、現場との意思伝達に壁があるのではないか?という点です。
この点は違う項目からも探ってみます。「意思伝達」の項目です。
2つの項目が低いスコアとなっています。共通する言葉は「会社の方針」です。
トップからの意思伝達に関してどこかボトルネックとなっているところがありそうです。
役職毎でこの2つの項目を切り分けてみます。
すると、管理職のところでスコアが低くなっていることが見えてきます。
このことから、トップ⇄管理職における意思伝達がもう1つ課題として見えてきます。
詳しく探るためには、まだ他の項目との関連性も調べる必要もありますが、ひとまず以上の結果から全体状況の仮説構築を行ってみます。
おそらくですが、これは「2代目社長のジレンマ」の状態ではないかと考えられます。
2代目社長であるC社長は、会社のビジョンを示すことができておらず、 管理職の方を中心とした先代の影響を強く受けている従業員の方の意思が現場に影響を与えている状況が想像できます。
言い換えれば、管理職の方にパワーバランスを持っていかれている状態とも言えるかもしれません。
となると、まずC社長が行うべきアクションはStory3に出てくる「会社のビジョン・方向性の明確化」、Story4・5に出てくる「マインドセット」「管理職とのビジョンの共有」といった流れになってきます。
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