組織活性化診断「Revital」

Story3「C社長の本当の気持ち」

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「『どうなりたいか?』か…」

例のコンサルタントから聞かれた質問をC社長はひとり繰り返していた。

朝6:00会社に早めに出社してきたC社長は、椅子のリクライニングに背中を持たれながらそう呟いた。

何故だか、気持ちは落ち着いている…。

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先日、例のコンサルタントがフィードバックをするとのことで訪問してきた。

「C社長、結果をご覧になっていかがでしたか?」そう聞いてきた。

正直、結果を見た時は何も考えられなくなるくらいにショックだった。

数日経って、何とか少し落ち着きを戻してきたのがやっとだ。

今でもレポートの結果が頭の中をぐるぐるとしている。

「正直、ショックだったよ。あまり良くない結果だとは思っていたが、こう明確に数字で見せられるとね…」と正直な気持ちを吐き出すように答えた。

本当は最初、「まあこんなもんでしょ。好き勝手適当に答えただけでしょうし。」などと強がった言葉を発しようとしていた。

しかし、何故だかその時は、思い切って正直に気持ちを吐き出したい気持ちになったのだ。

「そうですよね。数字で見える分、余計ですよね…。」

その言葉は、何故だか今の自分の気持ちを理解してくれているような気がした。

すると何故だかこわばっていた体と気持ちからスッと力が抜けたようだった。

誰にも明かすことのできなかった、辛さ、不甲斐なさ、憤り、不安。

吐き出されるこの自分の気持ちをただ、うなずいて聞いてくれていた。

話していくうちに、気持ちが穏やかになっていき、少し冷静な気持ちを取り戻してきて、客観的に自分のことを見ることができるようになってきた。

「今の現状になっているのは、自分に問題があるのだろうということは、うすうすなんとなく分かっているんだ。」

と自然とこんな言葉が口から出てきた。

それを聞いたコンサルタントは悩んだ顔で少し時間をおいて、こんなことを聞いてきた。

「C社長、本当はどうなりたいんですか?」

どうなりたい?

改めて聞かれると言葉に詰まる。

「どうなりたいと言ってもね…」そう答えると、

コンサルタントは、

「今のC社長の状態は、多分この図で言うところの『黒いペン』のところが思考の起点になってしまっているんだと思います。あっ、これは弊社で『3色ペン』って呼んでいるフレームワークなんですけどね。」

と言ってある紙を見せてきた。

→【3色ペンフレームワークにご興味のある方はこちらからダウンロードできます。】
※大まかな使い方に関して、本記事の下に記載してあります。

「現状からどうするか?で始めるのではなく、どうなりたいか?から始めないと、何でも問題になってしまい、どうしても目の前の問題に不満を持ってしまう毎日になりがちです。」

「問題を解決するのではなく、あるべき姿(=ビジョン)と現状を繋げるアクションを選択していく必要があります。」

「日々の現状の問題に振り回されないよう、大雑把でも構いません、どうなりたいかという『ビジョン』を持つことが重要です。そのビジョンがC社長と社員の方々の羅針盤になっていきます。」

確かに、診断のレポート結果でも、

【トップ・役員から会社の目指す姿・方向が明確に示されている】という項目は、低い値だった。

→C社の診断結果レポートはこちら

「現状、大変な事も沢山あるとは思いますが、一度落ち着いて『どうなりたいか?』を考えてみませんか。少し見えてくるものがあるかもしれません。」

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数日後の朝6:00

「『どうなりたいか?』か…」

そう考えていたその時、

C社長は、自分の頭の中から不満や苛立ちのような気持ちが、何故か分からないがなくなっていることに気が付いた・・・。

※この物語はフィクションです。

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今回、C社長に考えていただいたのは、『ビジョン』です。

物語の中でも出てきましたが、日々忙しい中を漠然と過ごしてしまうと、どうしても目の前のことばかりが気になってしまい、目の前の何もかもが「問題」かのように考えてしまいがちです。

C社長に至っては、自分自身までも「問題」と考えてしまい息苦しくなっていました。

このような状態にハマってしまうと、モグラたたきのように次々と出てくる「現状の問題」を必死に叩き続けていくような状態となってしまいます。

こういった場合は、物事を考える順序を変えることで視点が少し変わります。

その順序は、

①ビジョン→②現状認識→③アクションの順です。

ですが、今回のC社長のように、客観的なデータから「現状認識」を行った上で、①ビジョンを考え、再び改めて②現状認識という順序で行う場合もあります。

そして「③アクション」とは、「①ビジョン」と「②現状」を繋ぐための行動です。

逆に言えば、現状とビジョンが繋がらないアクション内容では、行う意味があまりないとも言えます。

「ビジョン」があることによって、現状を「事実」として捉えやすくなり、ビジョンにつながる効果的な「アクションの優先順位」を考えることができるようになってきます。

アクションの優先順位とは、ビジョンに対する重要度であり【影響の範囲】と【影響の大きさ】のことです。

何が重要なアクションなのかをしっかり取捨選択して、些末な問題は切り捨てるくらいの気持ちが重要です。

3色ペンフレームワークにご興味のある方は、こちらからダウンロードをお願いいたします。

→資料【3色ペンフレームワーク】ダウンロード

→Story4「子供だったC社長」



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