組織活性化診断「Revital」

【C社長のストーリー】苦悩と事実の先に見えてきたもの

先式会社Cは、静岡市で創業して38年目の総合建設業を営んでいる会社だ。
従業員数は54名。いや、1名退職して53名となる。
先代のころは公共工事も多く、バブル景気の時流にも乗り順調に売り上げも拡大していった。
しかしながら、C社長が会社を引き継いだのは、リーマンショックの煽りを受けたその後であり、何とか立て直そうと苦悩しているが、また一人退職していった・・・。

Story1 「C社長のジレンマ」

C社長のジレンマ
「何なんだよ・・・」
夜23:00、会社に一人残り仕事をしていたC社長は何とも表現できない憤りを感じながら、ついこう呟いた。
今日の夕方、また一人退職していった。
「俺が悪者なのか?」と
退職した社員に対する憤りと自分を卑下する気持ちが入り混じった言葉だった。

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Story2「C社長が受け入れなければならない事実」

「結局、俺の独りよがりだったって事なんだな…」
従業員と組織の関係性を「見える化」した数十枚のレポートを見て、C社長は力なく呟いた。
『客観的なデータは事実を示し、その結果は見たくないものになる場合もあります。』と事前に言われていたが、
「本当に言われたとおりだったな…」

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Story3「C社長の本当の気持ち」

「『どうなりたいか?』か…」
C社長はひとり繰り返し呟いた。
コンサルタントはこんなことを話していた。
「どうなりたいか?から始めないと、目の前のことが何でも問題に見えてきます。少し視点を変え、問題解決ではなく、あるべき姿と現状を繋ぐアクションを選択していきましょう。」と。

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Story4「子供だったC社長」

「うわあああぁ、恥ずかしい・・・。」
C社長は思わず漏らしてしまった。
「あぁ、自分は子供だったんだな・・・。確かに思ってた、あいつが悪いとか、何々のせいとか・・・。」
指摘された無意識に持つ『母子一体感』という心理を知り、C社長は自分の過去の言動を振り返っていた。

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Story5「覚悟を持ったC社長」

まずは、このビジョンたる旗を伝えなければならない。
きった今までのこともあり、冷ややかな目があるかもしれない。
それでも、覚悟を持って伝え、行動で示していかなければならない。
これが最初の一歩だ。
胸に覚悟を決め、
「良い会社にしていきたい。」
C社長は、落ち着いた声でそう言葉を発した。

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